
■目次
・内容
・感想、書評、レビュー
・著者略歴
1:内容
マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、モネ。新しい美を求め、時代を切り拓いた巨匠たちの人生が色鮮やかに蘇る。
『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、“読む美術館”。
2:感想、書評、レビュー
評価:★★★☆☆
本書は4つの短編小説で構成されている史実に基づいたフィクション芸術小説。
4つの短編小説に登場するのは「マティス」「ピカソ」「ドガ」「セザンヌ」「ゴッホ」「モネ」で、物語は天才達を支える人たちの視点で描かれており、親しい人から見る天才画家の素顔や苦闘、哲学、情熱がとてもリアル。
まるで美術館にいるような感覚になる。
ただ、僕は芸術・絵画に関してドシロウトなので登場人物の天才画家は名前は知っているものの、それ以上の知識はない。
特にミステリアスな展開もないので今ひとつ引き込まれなかった。ただ、芸術・絵画好きにはたまらない一冊だと思う。
3:著者略歴
原田マハ
1962年東京都生まれ。
関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。
マリムラ美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室にそれぞれ勤める。
森ビル在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。
その後独立し、フリーのキュレーター、カルチャーライターへ転身。
2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。
2012年、画家アンリ・ルソーの代表作「夢」を巡るアートミステリー『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞を受賞
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」