
■目次
・内容
・感想、書評、レビュー
・著者略歴
1:内容
派遣社員から女社長に。
日本初の純沖縄産ラム酒を造りたい!すべての働く女性に勇気を与える奮闘記。
※「BOOK」データベースより
2:感想、書評、レビュー
評価:★★★★★
読後の率直な感想は「面白い!」
ほっこり、明るい、晴れ晴れとした気持ちになれる一冊!
過去の原田マハ作品は5冊程読んだけど、「キネマの神様」を読んだときと似たような気持ちになれた。
物語のテーマは違えど、ジャンルは似ている。
本書の物語は沖縄が舞台。
主人公の「なじむ」は20代半ばの派遣社員。
至って普通の派遣社員が社内新規事業ベンチャーコンクールに応募し、サトウキビを使った純国産ラム酒を製造することに情熱を注いだサクセスストーリー。
この物語の「なに」が僕を感動させたのか振り返ってみた。
1つ目は、登場人物、特におばあ、ゴロウさん、島の村の人たち、セナハさんみんなが温かいということ。
2つ目は、事業実現のために幾多の困難を乗り越えるナジムの情熱。
3つ目は、少しずつ階段を登っていくワクワク感。
大きくこの3つかな。
これらが反応しあって、頭の中に沖縄の海や三味線の音楽が流れるくらい南国の世界に引き込まれた。
本書を読み終えて目をつぶると、真っ青なサンゴ礁と生暖かいそよ風を感じた。
今夜の晩酌はオリオンビールだな…w
3:著者略歴
原田マハ
1962年、東京都小平市生まれ。
関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。
マリムラ美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務。
その後、フリーのキュレーター、カルチャーライターに。
2005年、『カフーを待ちわびて』で、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。
2012年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞。
『楽園のカンヴァス』と『ジヴェルニーの食卓』は直木賞候補になる
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」