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『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(アイリスチュウ、鄭仲嵐)感想・書評・レビュー【評価:★★★★☆】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

新型コロナウイルスが席巻する中、いち早くマスクマップアプリを開発。

世界に名を馳せた台湾のデジタル担当相には、逸話が多い。

いわくIQ180、学歴は中卒、独学でプログラミングを学び、シリコンバレーで成功した起業家、1ページ0.2秒で資料を読む、トランスジェンダー、学生運動を支持する無政府主義者―ハンドルネームAuで知られる伝説の天才は、「人工知能は永遠に人間の知恵に取って代わることはない」と語る。

時代に選ばれた新しい才能を徹底解剖する。

※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★★☆

この本を読もうと思ったきっかけは、プレジデントを読んでいたら台湾の若き天才IT省オードリータンが台湾のコロナ拡散防止に大きく貢献したという記事を見て興味が湧いたから。

あとはオードリータンが同世代ということも理由の一つ。

読後の率直な感想は「この人すげーな・・・」ということ。

「IQ180」「小学1年生で連立方程式」「小学2年生でプログラミング」他にも「その年齢で!?」というようなエピソードがたくさん。

本書には彼の生い立ちから現在のIT大臣に至るまでのことが描かれている。

「何がどんな影響を与えて彼を天才にさせたのか?」という視点で読んでいたのだが、個人的意見だけど子供の頃から哲学を学んでいたことが大きいのかなと感じた。

(本書には彼の人生に影響を与えた本が20冊程度掲載されていて、それには多くの哲学書がある)自分の行動の根っこにある源は哲学や思想からくるものだと思うしね。

自分はIQ180にはなれないし、英語もしゃべれないけど、彼が影響を受けた約20冊の本を読むことはできる。

そのうち興味のあるいくつかの本は読んでみたいと思った。

彼に影響を与えた本を自分が読んでみて、その本と自分のアイデンティティがどんな反応を示すのかは楽しみ。

自分の成長のために、そして僕の息子を育てる上でのヒントでも見つけられたらいいな。

3:著者略歴

チュウアイリス
コラムニスト。

記者、編集者、翻訳、脚本などの仕事を経験し、台湾で「文化部電影優良脚本奨」や「キリスト教華文創作金奨」などを受賞。

「経理人月刊」編集長、「数位時代」編集総監、時報出版副編集長などを歴任

鄭仲嵐
1985年生。英ロンドン大学東洋アフリカ研究学院修了。

台湾の輔仁大学在学中に日本に留学。

台湾のテレビ局で勤務後、現在はBBCやDW中国語、台湾の聯合報などのメディアで記事を執筆。

また、ニッポンドットコム多言語部スタッフライター・編集者として台湾、香港などをカバーしている

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」