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『どんな本でも大量に読める「速読」の本』(宇都出雅巳)感想・書評・レビュー【評価:★★★★★】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

速読界を席巻した“高速大量回転法”は、フォトリーディングなどの速読に挫折した方はもちろん、速読未経験の方から積読している方まで、さらには読書が苦手な方まで実践できます。

「速読って難しそう」

「あまり深く読んでなさそう」

そんな誤解も今日まで!特別な技術も練習も必要とせず、その割に本の内容を覚えられて深く理解できます!

※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★★★

これは読んでよかった!

僕は本を読むのがめちゃめちゃ遅い。

ここ最近読書にハマりはじめて本を読む機会が増えたことと、これからも多くの本を読みたいと思ったことがきっかけで本書を読んでみた。

「なるほど」と思ったのは「ストック」に関する考え方。

著者はこれまで200万円以上も使って速読の講座などを受けて来たらしい。

著者いわく、多くの速読書には「ストック」の概念がないらしい。

僕は本書を読むまで速読に関する本を読んだことがないのでわからなかったが著者の持論を読んでいくと納得できる部分が多かった。

「ストック」に関する概念は簡単にいうと自分のストック(知識・経験など)が高い分野の本は速く読むことができ、自分のストックが低い分野の本は速く読むことが難しいというもの。

「速読力=ストック×速読スキル」としている点もわかりやすかった。

速読スキルをあげるには訓練するしかないが、ストックをあげるには極端な話、その本を”何度も読めばいい”。

つまり”ゆっくり、じっくり”読むのではなく、”速く、何回も”読んだほうがスピードも理解度も高いという。

「速読は魔法ではない」とぼんやり頭の中にはあったが、これまでの速読の概念ががらっとかわった。

3:著者略歴

宇都出雅巳
1967年、京都府生まれ。東京大学経済学部卒。

経済出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学スターンスクール留学(MBA)。

外資系銀行を経て、2002年に独立。高確率セールストレーナー、コーチ養成機関・CTIジャパンリーダーを務めた。

現在はトレスペクト経営教育研究所代表。

速読と記憶術を活用した試験勉強法に関する講座・個別指導を行うほか、個人に対するコーチングや、聴き方・読み方をベースにした企業研修を行っている

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」