
■目次
・内容
・感想、書評、レビュー
・著者略歴
1:内容
AIで何ができるか?私たちの仕事はどう変わるのか?
気鋭の著者が教えるAIビジネスの最新事情と「あたらしい働き方」。
※「BOOK」データベースより
2:感想、書評、レビュー
評価:★★★★☆
この本を読みたいと思った動機は「ビッグデータを活用したビジネスの具体例」について書かれた本を読みたかったから。
おおよそ知りたかったことは書かれていたし、想定以上のためになることも書かれていたので満足できた。
著者の石角友愛氏は、高校中退後、単身でアメリカに渡り、ハーバードビジネススクールを卒業後、グーグルに就職。
グーグルでディープラーニング事業に携わり、数年後独立。現在は月の4分の3はアメリカのシリコンバレー、月の4分の1は日本で過ごし、企業の課題をAIで解決させる事業を手掛けている。
昨今DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく耳にする。
本書を読んでみて石角氏の”アナログ”を”デジタル”にするだけでなく、AIを活用して”人にしかできないクリエイティブなこと”は”人が”、”人が苦手な大量データの分析、解析はAIが”協働することによりパフォーマンスは最大化され、アメリカや中国に負けない強い日本にしたいという強い思いが感じられた。
そしてそれに強く共感できた。
他にも「AI技術においてアメリカ・中国は日本の5年先をいっていること」
「最新AI技術を学ぶには英語の読み書きが必須なこと」
「データサイエンティストが世界的に人工不足なこと」
「データサイエンティストの必要性が今後増していくこと」など、
ITの世界トップをいくアメリカシリコンバレーで活躍している「生の声」は「なるほど」と思える気づきが多く得られた。
僕は「事業の課題化」「KPIへの落とし込み」「数字の分析・解析」は得意なほうだけど、「機械学習」「プログラミング」「英語」はまるでだめw
ただ、その必要性を感じさせてくれた1冊だった。
「AI」「DX」「データサイエンティスト」これらのキーワードに興味がある人には満足がいく内容になっているのではないだろうか。
3:著者略歴
石角友愛
パロアルトインサイトCEO/AIビジネスデザイナー。
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAIプロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。
その後HRテックや流通AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。
データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手がける
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」