
■目次
・内容
・感想、書評、レビュー
・著者略歴
1:内容
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。
「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。
精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!
傑作長編ミステリー。
※「BOOK」データベースより
2:感想、書評、レビュー
評価:★★★★☆
予測不可能なクライマックス!
最後まで興奮がとまらなかった。
恋と友情の傑作ミステリー!テーマは”脳”。
「人魚の眠る家」もそうだったけど、東野作品は度々「脳」をとりあげるよね。
「脳」って解明されていないナゾが多すぎる体の部位だから、それだけでワクワクするのは僕だけ?w
本書もそんな気持ちで読み始めた。
読みてが脳のメカニズムに対して勝手に飛躍して解釈するからナゾがへの期待も増幅する。
そのナゾが友情や恋心を駆け巡って、解決に向かっていくストーリーがたまらない。
物語の終わり方が余韻が残るようなタッチで描かれていて、その先を読みてに考えさせるという点もGOOD。
3:著者略歴
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。
’85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞受賞。
著書『天空の蜂』『名探偵の掟』『どちらかが彼女を殺した』(すべて講談社)、『悪意』(双葉社)ほか。
※「BOOK著者紹介情報」