ミステリー小説

『陽気なギャングが地球を回す』(伊坂幸太郎)感想・書評・レビュー【評価:★★★☆☆】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。

せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。

映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。
※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★☆☆

読んだあと知ったのだが、本書はシリーズもので過去に2作あるらしい。読後の感想は、とても天pのがいいけど、この世界観に入り込むのに時間がかかった。

前作を見てないので、主人公のギャングチーム4人組のそれぞれのキャラ性の情報が少ないまま物語は進むので追いつくのに少し時間がかかってしまったという感じ。

なので、前作をまだ読んでない方は前作から読んだほうが楽しめると思う。

とはいったものの物語は「ギャングが銀行強盗する」場面からスタートするので、序盤から疾走感抜群。

銀行強盗といってもタッチは「凶悪的」ではなく「コミカル」に描かれているので、楽しく読める。

クライマックスは予想不可能だった!

3:著者略歴

伊坂幸太郎
1971年、千葉県生まれ。

2000年『オーデュポンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビュー。

以後、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補にも連続してノミネート、各種ランキングの常連で、いま最も目の離せない作家の一人である

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」