感動・ヒューマン小説

『総理の夫』(原田マハ)感想・書評・レビュー【評価:★★★★☆】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

待ったなしの日本にさっそうと現れた―史上初の女性総理、わが妻・凛子、君を守る!山本周五郎賞作家が贈る、政界エンターテインメント&夫婦愛の物語。
※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★★☆

「総理の夫」の人柄がアリ1匹も踏んだこともないような優しいほのぼのした人間性が物語全体を温かくしてくれて、とても微笑ましい優しい気持ちになれた。

その夫と、まっすぐ、美人で正義感あふれる総理の夫婦仲もたまらない。

決してラブラブという感じではないけど、お互いが良き理解者で芸人で例えるなら「ロンドンブーツ1号2号」のような関係値に思えた(一見ロンブー淳は何でも器用にこなす万能型。亮は脇役。

だけど噛み合ってるし淳も亮がいるから自分があるという風にいっている)政権を握ったあとも二転三転苦難があるけど、それを夫婦で乗り切っていく姿勢は勇気をもらえる。

本作は映画化もされていて、相馬凛子役は中谷美紀。相馬日和役は田中圭が演じている。

本書を読んだ時は映画化されているのを知らなかった。

「もし映画化されていたら?」脳内で勝手にキャスティングしてたんだけど、僕のキャスティングは「相馬凛子役に松雪泰子」「相馬日和役に堺雅人」「広報担当に深津絵里」・・・

どうでしょうか?wなかなかハマり役だと思ったけどw

僕は政治に無関心だったけど、これを読んで興味が湧いた。

政治に関心のある人が読めばもっと楽しめたかも。

3:著者略歴

原田マハ
1962年、東京都生まれ。

85年、関西学院大学卒業、96年、学士入学した早稲田大学卒業。

アートコンサルティング、キュレーターを経て、2006年、第一回日本ラブストーリー大賞受賞作『カフーを待ちわびて』でデビュー。

12年、『楽園のカンヴァス』で第二十五回山本周五郎賞受賞

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」