
■目次
・内容
・感想、書評、レビュー
・著者略歴
1:内容
明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。
捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。
それは孤独死した彼の母に繋がっていた。シリーズ最大の謎が決着する。吉川英治文学賞受賞作。
※「BOOK」データベースより
2:感想、書評、レビュー
評価:★★★★☆
面白かった。ある殺人事件を主人公の刑事が捜査していくんだけど、ほとんど手がかりがないところからわずかな手がかりをもとに捜査していく様が「一緒に犯人探しをしているような感覚」になる。
体験型推理小説的な?そんな感じ。
仮説を立て、検証するがことごとく空振り。
結末の予想は見事にハズレたけどw
なぜ犯人は事件をおこしたのか、その真実には心が打たれた。
ナゾが全て解けたときの納得感と満足感は、さすが・・・!
3:著者略歴
東野圭吾
1958年、大阪府生まれ。
大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。
1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」