感動・ヒューマン小説

『空中ブランコ』(奥田英朗)感想・書評・レビュー【評価:★★★★☆】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。

だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。

この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!

直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。
※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★★☆

伊良部先生サイコーw

「義父のヅラ」は「笑っちゃいけない、やってはいけない」の臨場感がこっちまで伝わってきてニヤニヤしてしまったw

伊良部先生の強いキャラ性があるからか、すんなり物語の世界に入り込めたて、スラスラ読めた。

個人的にはマユミのキャラが好き!

登場人物にとっては「重いこと」も、伊良部先生の前では「軽いもの」になってしまう。

「笑い」で治療していく様には、元気をもらえる。

コロナのこんな時代でも元気のもらえるエンタメ・コメディ小説。

3:著者略歴

奥田英朗
1959(昭和34)年、岐阜県生まれ。

プランナー、コピーライター、構成作家を経て、作家に。

2002年に『邪魔』で第4回大藪春彦賞、04年に『空中ブランコ』で第131回直木賞、07年に『家日和』で第20回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」