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『YouTube作家的思考』(長崎修正、白武ときお、谷田彰吾、山口トンボ、カツオ)感想・書評・レビュー【評価:★★★★☆】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

テレビにCM、書籍に雑誌あらゆるメディアで活躍するようになったYouTuber。

その人気YouTuberの多くはマネージメント会社と契約し、チームを抱えてチャンネルを運営していくYouTuberも少なくない。

こうしたなかで、動画の企画、構成、分析などをメインに行う「YouTube作家」という存在が注目を集めている。

マンネリを打破する企画や、〝バズる〟仕掛けを考えていくことでYouTuberをサポートし、チャンネルの人気維持と向上に貢献している陰の立役者であり、中にはプロデュース的な立ち位置の人もいる。

そんなYouTube作家の中でも、注目を浴びる最先端の5人がいる。
『フワちゃんTV』の長崎周成
『しもふりチューブ』の白武ときお
『カジサック』の山口トンボ
『上原浩治の雑談魂』の谷田彰吾
YouTubeキュレーターのカツオ

本書では、YouTubeとテレビなど、複数のジャンルで活躍する上記の5名の放送作家たちが、どのような戦略でYouTubeにアプローチし、人気チャンネルに貢献しているのか、YouTubeにおける作家的な思考を明かしていく。
その越境的な活動からは、多くのコンテンツに通じる「おもしろいもの」「伝わるもの」の考え方、作り方が見えてくるはず。

CONTENTS
1章長崎周成の思考
~ハイブリッド芸人フワちゃんの相方!?~
2章白武ときおの思考
~お笑い第7世代のコンテンツ力とは~
3章谷田彰吾の思考
~邪道作家がYouTubeの先に見る未来~
4章山口トンボの思考
~崖っぷちからの寄り添い方~
5章カツオの思考
~TV企画マンがいまYouTubeキュレーターなワケ~
※扶桑社 Publisshing Inc.より

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★★☆

各放送作家の中でも特によかったのは「谷川氏」。

それぞれのYouTube作家になるに至った経緯と、手掛けているチャンネルのチャンネルの育て方、考え方などが丸裸で書いてくれている。

ただ、これからYouTubeチャンネルを開設・運営していきたい人or既にYouTube運営をやっている人にとって、有益かと言われたら僕の感想はNOだ。

彼らが運営しているYoutubeチャンネルは芸能人や芸人の方。

アマチュアというわけではない。演者と彼らがテレビ業界で培った企画力、動画編集力、分析・改善力などが化学反応を起こしてバズっているわけなので、ド素人が真似するのは難易度が高い。

テレビ業界にいる人にとってはすごく有益な本だと思うけどね。

3:著者略歴

『フワちゃんTV』の長崎周成
『しもふりチューブ』の白武ときお
『カジサック』の山口トンボ
『上原浩治の雑談魂』の谷田彰吾
YouTubeキュレーターのカツオ
※扶桑社 Publisshing Inc.より