恋愛小説

『高台家の人々 映画ノベライズ みらい文庫版』(森本梢子、神埜明美、金子ありさ)感想・書評・レビュー【評価:★★★☆☆】

■目次

・内容

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:内容

妄想が趣味の地味め女子・木絵は、名家の子息でイケメンの光正から食事に誘われる。

口ベタな木絵は妄想ばかり。

けれど光正は楽しそう。

二人の交際は順調にいき、結婚の話が!その矢先、木絵は光正から、人の心が読めるテレパシー能力を持っている、と打ちあけられる。

―自分の心の中、ヘンテコな妄想、全部読まれてた!!動揺した木絵は心を閉ざすようになって…。

妄想女子とテレパス男子の、不可思議な恋の行方は 小学上級・中級から。
※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★☆☆

今ひとつ本の世界観に入り込めなかった。

この手の本は読み進めていくうちに自分なりのキャスティングをする。

既にドラマ化、映画化されている場合はその俳優、女優でイメージするんだけど、本書を読んだときは映画を見たことがなかったので自分なりに登場人物の主人公を”誰か”当てはめてみて読むんだけど、それがパッと思いつかなかった。

登場人物のキャラ性なのか、キャラの描写が乏しかったのかもしれない。

「心を読む力」最初は「いいなこの力」と思ったけど、キエの気持ちを考えると前言撤回したくなった。聞きたくない”声”を聞けちゃうほうも嫌だし、聞かれたくない”声”を聞かれちゃうのも嫌だよね。

でもコミュニケーション能力が高い人って思いやり・気配りの能力が高い人は、ある種”心の声”を聞ける人なのかも。

相手の気持ちを考えて次の一手の行動をとるわけだから。

もしかしたら”声をきける能力”は、その極限なのかも。

そうゆう意味では、もっと相手の気持ちを読める人間力の高い人になりたいなぁ。

3:著者略歴

森本梢子
漫画家。「YOU」「Cocohana」で活躍中

百瀬しのぶ
作家。映画やドラマのノベライズを手がける

金子ありさ
脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※「BOOK著者紹介情報」