ミステリー小説

『夢幻花』(東野圭吾)感想・書評・レビュー【評価:★★★★★】

■目次

・あらすじ

・感想、書評、レビュー

・著者略歴

1:あらすじ

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。

第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。

一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。

宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。

第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。
※「BOOK」データベースより

2:感想、書評、レビュー

評価:★★★★

散りばめらた伏線によってつくられる謎が物語進行に連れて解けていくのが、めちゃくちゃスッキリして!おもしろすぎる!

その謎に対する期待値もどんどん膨張していって、クライマックスにその膨張が最高潮に達し、その謎が全て解けたとき、感無量になった。

このミステリーが生み出す爽快感・満足感は他のそれと比べ物にならないくらいレベルが高い!

読み終えた余韻もすごい!

東野圭吾を好きな人でまだ読んでない人は絶対満足いくはず!

3:著者略歴

1958年、大阪生まれ。

『秘密』で日本推理作家協会賞、『容疑者Xの献身』で直木賞、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞、『夢幻花』で柴田錬三郎賞、『祈りの幕が下りる時』で吉川英治文学賞を受賞。

『宿命』『天空の蜂』『白夜行』『ラプラスの魔女』『人魚の眠る家』、探偵ガリレオシリーズ等の作品がある。
※「BOOK著者紹介情報」